なぜパフェなのか

さきほど新店舗のご案内ニュースを発表いたしました。

ここではその理由と経過説明をさせていただきます。

もともとミルピグは脱サラをして都橋の3坪からチーズとハムに

こだわり始めました。

 

調理経験も一切なく、チーズの知識もまったくないところから店を

始めてしまいました。

今では笑い話ですが、今、同じことをしろと言われたら絶対

いたしません・・・(笑)

それだけ無謀で非常識なことでした。

商売をとても甘く考え、なんとかなるさ的な考えで始めてしまいました。

そのために最初は・・・本当にひどかった・・・

なんとかなるさは今でもですが・・・(笑)

 

今でこそ、専門店などと少しは名前が野毛当たりでは知っていただける

ようにはなってまいりましたが、基本飲食業は素人です。

それを懐深く野毛のみなさまは受け入れていただけました。

その道何十年という方が当たり前の世界で、コロナ前には馬車道あたりに

少しおしゃれな店をオープンさせ・・・あっという間になくなりました(笑)

とてつもないダメージと飲食業の難しさを痛感いたしました。

そこで学んだことが一つだけあります。

 

飲食業を始めるにあたり必ず守らなければならないことが3つあると・・・

人・場所・物(商品)

ただ、これだけです。

こんなことはだれでもわかることです。

開業の本など見ると、もっとわかりやすく、丁寧にガイドしていると

思います。

 

しかし、それはあくまで一般論の話でしかありません。

実際に商売を始めてみると私のような理解力がほぼない人間にとって

現場の経験値しか考える判断能力がありません。

少しだけですがコンサルタント的な方に相談をしたりしたこともありますが

私にはまったく役に立ちませんでした。

 

そうこうしているうちに、コロナが始まりました。

馬車道店はその寸前で手放しましたので傷は浅いうちになんとかすみました。

本当にコロナで自分の人生もこれで終わりかと思いましたが、なんとか支えて

いただき、コロナだからこそ新しい出会いをいただきました。

その出会いが『ミルピグ野毛クラフト』のオープンにつながりました。

そこで人との出会いの大切を学びました。

いかに人との出会いが大切かを学びました。

かなしくつらい出会いもありますが、いつも前を向いていれば素晴らしい

出会いがあると信じています。

 

そして合わせてよりチーズの世界の奥深さを知り、もっと横浜でチーズ

のおいしさを広めたく、本牧エリアに小売りショップをオープンいたしました。

ここで場所の大切さを学びました。

 

まだ自営を初めて正式には8年しかたつていません。

しかし30数年のサラリーマン人生より、ずっと楽しく変化に富んだ自営業者と

としてなんとかやれております。

もしかしたら組織の一員でいれば安定と確実な老後が待っていたと思います。

前にいた会社のメンバーのほとんどは定年延長し65歳でリタイアしています。

 

おかげさまできっちり成人病のもと病院に通いつつ、健康でないと仕事が

続けらないのが個人商店の店主です。

 

そんな特段大きな目標があるでもなく、これからはじっくり3店舗で

チーズとケーキで営業を続けさせていただくつもりでした。

しかし、ここで新しい出会いが出てまいりました。

 

それはすでに昨年の11月から始まりました。

長年お世話になっている方から、以前から気にしていたお店が

空きそうです・・・との情報が・・・

 

そのお店は、いつかは最後には・・こんな素晴らしいお店で営業

してみたいと長年思っていた場所でした。

そんな信じられない出会いがありました。

 

一瞬で、やりたいことが頭に浮かんでしまいました。

以前から何回かお尋ねさせていただき、楽しい時間を過ごした

お店です。

都橋と同じで大岡川に面したワインバーでした。

そんな素晴らしいお店が閉店され、次の営業者を探している

 

そのお話がくるまではまったく新店舗などは考えておりませんでした。

しかし、今回は今までとはすべてにおいてレベルが違います。

そのわかりやすい比較が今回の新店舗は今までの3店舗の合計家賃より

高いのです・・・・うーーーん

なので、今までのように乗りと勢いなどと簡単な考えでは行動はできません

でした。

 

しかし、決断するのにさほど時間はかかりませんでした。

これは人生の最後のチャレンジだと・・・

まずは店舗確保にうごかなければなりません。

こういうお話は私のところまでくるということは、当然ほかの方の

ところにも話は出回っています。

といっても今回はかなり限定的で、やりたいと手を挙げた方は数名に

とどまったようです。

 

そしてそこから条件面での競り合いになってきます。

その満額条件はとても厳しく、私には絶対できない条件でした。

そこからは双方の話し合いが続くこと1か月・・・・

なかなか話が決まらず困っていたら・・・・突然話がなくなりました。

 

途中で満額回答をされた方がいらっしゃったということでご縁が

なくなりました。

正直、その時はがっかりなどというものではありませんでした。

できることなら、私のできる範疇で譲っていただきたかったのですが

世の中そんなに甘くはないのです・・・・

 

一部のスタッフのみがこのことは知ってはいましたが、残念でしたね

ということで肩を落としていました。

しかし、そこから奇跡が起こりました。

いったんなくなったお話が私やほかの方に戻ってきたのです。

キャンセル理由は大人の事情ということで省かせていただきます。

 

さあ、そこからがまた改めて競争になってまいりました。

競争といってもごく限られたメンバーだけで、その情報が一般に

でましたら私など一発で吹き飛ばされてしまいます。

そんな中でも私を助けていただける方が表れていただき、少ない資本の

私ながら、結果として年末に仮契約までたどり着きました。

 

ということでまずは物件取得までのお話をさせていただきます。

話はまだまだ続きます。

続きはまた明日以降ということで。

長文のお付き合いありがとうございました。

ドラマはまだまだ続きます・・・(笑)

 

 

 

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