なぜ野毛にパフェバーミルピグをオープンさせるのか・・・
これは1年以上前から始まっていました。
一昨年、本牧に横浜初のチーズ専門路面店をオープンさせました。
正直、本牧エリアはあまり便利な場所ではありません。
cheese shop byミルピグも最寄り駅は山手駅になり歩くとたっぷり
10分以上かかりますので、今は地元のみなさまを中心に、少しずつですが
業務用などのご指名をいただきつつあります。
バンバン売れるということではなく、しつかり地元に根付き、近隣のみなさまに
ご利用いただける店づくりを心掛けております。
まもなく丸2年を迎えます。
そのなかで今までのミルピグとは明らかに違った展開が生まれました。
当事者たちはまったく気が付いておりませんでしたが、少しずつですが
チーズのミルピグという名前が少しずつ広がっていたようです。
そして、それはある日突然にやってまいりました。
野毛エリア、野毛育ちのミルピグです。
ずっとこのまま横浜にこだわり、営業をさせていただくだけ・・・
と考えていました。
そこにすでに一年以上前の話ですが、とある商業施設様から出店の
お話をいただきました。
その詳細は控えさせていただきますが、どなたも知るような施設様
からのお誘いでした。
その瞬間は舞い上がりました。
野毛の3坪の個人商店の人間に大変光栄なお話をいただきました。
そして真剣に検討して、なんとか具体化できないものかと考え
さまざまな検討を行いたくさんの時間を費やしました。
その時期に、たまたまですが、別な施設様からも別な形でお話を
いただくなど舞い上がった時期でもありました。
しかし結論としては、その時のミルピグの実力ではせっかくいただいた
お話も具体化までには至りませんでした。
今思うと、身の丈以上のお話でした。
まつに地に足がついていない状態です。
それでも、野毛の片隅で小さく営業させていただいているものとして
お誘いいただけたことがうれしく、仕事の張りにもなっていました。
そそして厳しい現実を見せられました。
ミルピグはまだまだそのためのレベルには到達していませんでした。
なぜ、都橋出身の私のようなものに声をかけていただけるのか・・
これはなにか新しい流れが起きているのではないかと・・・
そしてなにか新しいことを始めたいと・・・
と思ったら・・・その後はものの見事に失敗続きです。
自分でも一体なにをやっているのか・・・わからない
それが昨年の状態でした。
今のミルピグにとって必要なものはなんなのか・・・
その本質を完全に見失っていたことに気が付きました。
駅前とか駅上、改札横とか・・・ミルピグは100年早かったようです。
金銭的にも、人選的にもかなり苦しみましたが、その経験を踏まえ
ミルピグらしい、決して便利な場所でも、目立つところでもないけど
商品にこだわり、チェーン店にはマネのできない心温まるサービスを
全力で提供させていただきます。
最近はメニューのオーダーもスマートフォンだったり、ロボットが
配膳してくれたりという時代です。
それが時代の流れかもしれませんが、ミルピグはあくまで人と人のつながり
を第一に営業させていただきます。
だから、しなくていい失敗をするかもしれません。
人間の作業だから間違えることもあるかもしれません。
しかし、そこは真心とお客様の感謝の心で精一杯尽くさせていただきます。
本日も試作と打ち合わせで一日が終わりました。
不退転の気持ちでオープンさせていただきます。
優秀なスタッフも新しく集まってもらいました。
スタッフ数も一気に増えました。
都橋出身の親父が素晴らしいスタッフとともにこだわりのパフェや
ピザ、チーズ、ハムなどご提供させていただきます。
営業時間などはできる限り早い段階で再度発表させていただきます。
まもなく3月を迎えます。
笑顔で大岡川のほとりからみなさまをお迎えさせていただきます。