人間だれもが平等に年を取っていく。
そんな言葉が妙に現実の言葉に感じられてしまう最近の私・・・(笑)
長年サラリーマンとして組織のなかの一人として時間と労力を捧げる
ことで生活をしてきました。
しかし、数年前から自営の生活をすることでそれまでの価値観も考えも
すべて変わってしまいました。
ただ、それはいい意味でも悪い意味でもなのですが・・・・
自営になってよかったことはかなり納得できる仕事ができるようになった。
しかし、自分の気に入らないことや不得意なことにも目をつぶれば特に
ストレスなく過ごせるようにもなってしまいました。
これでは、少し偏った年寄りになってしまうのでは?
そんな時に出会ったものがピアノとその先生でした。
音楽が好きでコンサートにも行きたいけど、いつも仕事を優先していた・・・
せっかく苦労して取ったチケットを何回流したことか・・・・(悲)
ピアノにも昔から興味があり、何回か安い電子ピアノを買ってレッスンを
受けたりしたのですが、すべて挫折・・・・・
しかし、年齢の老化と体力の減少に恐れつつの生活ばかりで少しの進歩
を感じるのはチーズやハムのカット技術程度・・・・(笑)
そんな時に今の先生との出会いがありました。
指先の運動は老化防止にいいのでは?という実に単純な理由も含め念願の
60才を前にしてのピアノチャレンジ・・・・
すごく楽しい・・・うれしい・・・満足・・・・だけど
苦しい・・・イヤダ・・・こんなはずでは・・・・向いてないのか・・・まで
こんな老人の繰り返しをまるで神様のように、いつもピアノの前で救って
くれるのがピアノの先生なのです。
きっとジャズピアニストでありコンポ―サーでもあるプロのミュージュシャン
ですから、私の悩みなど赤子の手をひねる程度なのだと思います。
しかし、この年でまったくうまくできないピアノにくじけそうに時にやさしく
手を差し伸べてくれるだけでなく、いつも新しい気づきと発見を与えて
もらえるのです。
このことは今の私にとってはとても新鮮で大事な時間でもあります。
レッスンが終わると体も頭もヘトヘトになってしまうのですが、その変わりの
満足感は何物にも変えられないものになっています。
もっと練習しなきゃ・・・・(笑)
年寄りの独り言はこの辺で
本日もおいしいチーズ・ハムとそして日本酒などでお迎えさせて
いただきます。